2022年1月14日アニメ公開!
メイキング・オブ『印西あるある物語』
「あるある4コマ」アニメ化への道。
3年目のMAKE INZAI ORIGINALは、なんとアニメを制作中!
関係者たちが語ります。
その3
完成間近!千葉出身の人気声優ふたりが語る「印西あるある」のヒミツ。
対談 石原夏織+井ノ上奈々
2021年のMIOでは「印西あるある4コマ」を原作とした本格派アニメ作品を制作中。そこで、22年1月の公開に向け、関係者への連続インタビューを実施中。いよいよ完成を間近に控えた3回目の今回は、声優さんたちが各キャラクターを演じるアフレコの現場をお届けします。登場するのは、主人公の「西住 印」を演じる石原夏織さんと、印ちゃんの母「西住 南」を演じる井ノ上奈々さん。人気声優のお二人が感じる「あるある物語」の魅力、「印西市」の面白さにせまります。
◎公開済みの記事はこちら!
その①印西“あるある”4コマとは何だったのか?
〜対談 中村ゆうひ(マンガ家)×池田テツヒロ(俳優・脚本家)〜
その②「印西あるある物語」制作の秘密
〜インタビュー 監督・青木悠氏〜
⬛︎アフレコを終えて
ーー お二人とも、素敵な演技でした! 『あるある物語』に命が吹き込まれるのを、まざまざと感じました。まず、今回アフレコに参加されての感想を教えてください。
石原:印ちゃんを演じました、石原夏織です。この作品に携わるにあたり、まずは作品を読んだのですが、「あるある」が沢山描かれていることに驚きました。たしかに「あるある」ってありますけど、こんなにあるもんなんだなあと(笑)。それと、キャラクターの絵が可愛くて、引き込まれます。千葉県出身の私としては、印西市は何となく知ってるけど詳しくは知らず……、その魅力に気づける作品です。
井ノ上:井ノ上奈々です。実は私は印西市の出身で、原作の中村ゆうひ先生も、元々縁があったんです。原作の4コマも始まった当初から読んでいまして……、「あるある募集」にも応募したことがありました。結局使われなかったんですけど(笑)。
石原:ええ! どういうあるあるだったんですか!?
井ノ上:私が当時住んでいたのは、どちらかというと歴史の長い、いわゆる「古き良き街」の方だったんですね。印西出身というと、「ニュータウンの!?」とか「牧の原の!?」ってよく言われるんですけど、印西ってそこだけじゃないんだよって、よく知ってほしい!という投稿をしました(笑)。
⬛︎印西の魅力
ーー 井ノ上さん、投稿ありがとうございました。拝見しておりましたが、力及ばずすみませんでした……。でも、この作品で改めて印西市に触れてみて、いかがでしたか?
井ノ上:ラストに出てくる「吉高の大桜」は行ったことがなく、作品で初めて知りました。私が桜を見にいくのは「小林牧場」でしたから(笑)。あんなに大きな桜があるんだとびっくりしました。
石原:住んでいても知らないことって、あるもんですよね。私は近くの市にいたんですけど、「ニュータウン」って名前が目立つじゃないですか。小学生の頃、北総線に乗りながら、「ニュータウンは、きっとすごく近未来な場所なんだな」って想像していたことがあって。アフレコをしながら、そんな記憶が結びついて、一人でワクワクしていました。
井ノ上:確かに、ニュータウンって私が幼稚園ぐらいの時に、段々人が増え始めた気がする。私の住んでいた周りは、一軒家が多かったんですけれども、やっぱりニュータウンは小倉台とかに高いビルが建つようになって。幼稚園のときの転入生の何人かはニュータウンの子たちで、「何か都会っ子きたー!!」ってドキドキしましたね(笑)。でも「住みよさ」にも通じますが、やっぱりアクセスはしやすいですよね。「東京で仕事をしているけど、帰るところはちょっと長閑なところが良い」って人にはピッタリです。
石原:確かに自然も豊かですもんね。都会のコンクリートだらけとは違って、土とか草花に癒される。
井ノ上:そう。印ちゃんが付けていたコスモスのお花飾りも、印西市のお花ですよね。いつか印西市の何かに関わりたいと思って、仕事を続けてきたので、ようやくここで実現できました(笑)。あとは、私があるあるで「分かる~」って思ったのが、「木下煎餅」。本当に普通の煎餅なんですけど、すっごく美味しくてずっと食べ続けていられます。
⬛︎キャラクターになりきること
ーー 煎餅、いいですね。やっぱり印西ならではの特徴は考えれば色々ありますよね。そんな印西のキャラクターを演じる際に気をつけた点はありますか?
石原:印ちゃんは明るくて元気で、一見普通の子に見えるんですけれども、宇宙とかそういったものに前のめりで、急に熱弁したりしてしまう。そうしたメリハリをつけるように意識しました。あとは、「あるあるネタ」を説明するシーンでは、地元愛が伝わるように。でも印ちゃんは、普通にアルちゃんのことを受け入れている姿がすごいですよね。
井ノ上:そうなんだよね。なんか「感激!」っていうよりも「うん、言わない言わない、大丈夫」っていう姿勢が、「この子は大物になる」って感じた(笑)。そもそも、このお話がすごいですよね。ご当地アニメにあってはならない展開というか、最後には大嘘をつくっていう……(笑)。
石原:確かに(笑)。これをみた子供たちは、印西市をすごく素晴らしい街だと思うでしょうね。あの展開をよしとした制作陣のキャパシティの大きさも感じました。
井ノ上:お母さんのことを印ちゃんが説明しているように、印西の人って包容力があって何でも受け入れる。だから私もお母さんを演じるときは、「普通のお母さん」はやらないようにしました。なんでもOKで、全部受け入れる感じ。でも、途中で私の素の母親らしさが出てしまって、「井上さん、もうちょい優しく」って言われました(笑)。南さんみたいな理想のお母さんを演じるのは、すごく楽しかったです。
ーー ありがとうございます。最後に、アニメの魅力やおすすめのシーンについて、これから見られる方に一言を!
石原:作品としてはポップでファンタジーであるので、何気なく見たらいつの間にか印西の知識が入ってくるところが、すごく面白かったです。印西に住んでいながらも、意外と印西のことに詳しくないよって方がいたとしても、きっとこの作品を見ていただけたら、「そう言われれば、これは魅力なのかもしれないな」って新たな発見があるかと。小さい子から大人の皆さんに楽しんでいただけると思います!
井ノ上:素晴らしい。もう言うことがないです(笑)。印西市にお住まいの方は、印西市の有名人が実際に登場されるので、楽しみにしていただきたいなと思います(笑)。
PROFILE
石原夏織
千葉県出身。2010年に「会長はメイド様!」で声優デビュー。12年にアニメ「輪廻のラグランジェ」の京乃まどか役で初主演を果たす。13年には第7回声優アワード新人女優賞を受賞。主な出演作に、「さよなら、ティラノ」プノン役、「色づく世界の明日から」月白瞳美役「ソードアート・オンラインアリシゼーション」ティーゼ役など。アーティスト活動では7thシングル「Starcast」が発売中。
オフィシャルサイト| http://ishiharakaori.com/
井ノ上奈々
声優・司会としてフリーで活動中。主な出演作に、ゲーム『ブレイブフロンティア レゾナ』リゼ役、ゲーム『ガールフレンド(仮)』川淵一美役、オンラインサロン『ナナイロノコバコ』など。
Twitter| @inouenana
印西市のアニメ『印西あるある物語』絶賛公開中です!
アニメ「印西あるある物語」メイキングインタビューをお楽しみいただけます!
千葉県北西部に位置する印西市は、千葉ニュータウンをはじめとする住環境と豊かな自然に恵まれ、「住みよさランキング」7年連続の全国1位も記録しています。しかし、そんな“住みよさ”の一方で、個性があまり目立たない……という声もちらほら。
「MAKE INZAI ORIGINAL」は、そんな印西に市民の手で“印西らしさ”をアピールするモノ・コトを作り出し、印西の新しい魅力を発信していくプロジェクトです。
新しい「印西のオリジナル」をアピールするイベントやワークショップを、継続的に行なっていきます!