印西ポップカルチャーをつくる人物をインタビュー!
インザイのジンザイ。
印西のオリジナルをつくるのは、街中でも目立つ人に違いない! 編集部が独断で選んだ“印西ポップカルチャー”を支える人物をリレー形式でインタビューします。
木村智城さん(35)/木村食品営業担当
元ラグビー選手の営業マンが登場
—あのう、木村さん。
木:ガガガガガガガガガ…ブーン ブーン ブゥーン ギギギギギ
ーあの、聞こえますか?
木:あーごめんなさい! 稲刈り中でして。
ーそれは変なタイミングですみません!
木:いやこちらこそ、ちょっと移動しますね。
<10分後>
木:すみませーんお待たせしました。
ー今日はありがとうございます。2人目の「ジンザイ」は、木村食品の木村さんです!
あれ、大塚さんに続いて木村さんも真っ黒に日焼けして。まさかサーフィン?
木:いやいや、これは稲刈りですよ(笑)
ーあ、なるほど。
木:ちょうどいま収穫の時期でね。毎日田んぼに出ていて。
ー印西男児には健康的な人が多いですね。何かスポーツでもやっているんですか?
木:いや〜木下ゴルフセンターで打ちっぱなしをしたりするくらいですかね。学生時代はラグビーをやっていたんですが。
ーラグビー! いまは全く?
木:そうですね。怪我の多いスポーツですし、自分も無茶して鎖骨を4回折ってしまったり。現役最後の試合も怪我で出れなくって、悔しい思いをしました。いまでも夢に出てくるほどです(笑)
ーそれだけ熱中して取り組んでいたんですね。
木:木村食品は自前で育てた「もち米」で、切り餅やおかきを作っている会社ですが、実はラグビーの経験から着想を得てプロデュースした商品もあるんですよ。
ーラグビーの経験から!?
木:「はつらつパワーアミノもち」という商品です。
ーキュートなパッケージですね。
木:体内で作れない必須アミノ酸の9種類が一食で取れる、まさにアスリート向けの商品なんです。味の素さんに開発協力をいただいているんですよ!
もち米パワーで印西を盛り上げる!
ー木村さんは印西出身ですか?
木:はい。生まれも育ちも将監(旧・本埜村)というエリアです。
ーどんな地域なんでしょうか?
木:この辺りのイメージは「田んぼ」ですね(笑)。小学校ではイナゴ取り大会があって、集めたイナゴを販売して児童会の経費にしたり(笑)。でもそれは、減農薬で良いお米を作っている証拠ですよね。
ー「木村食品」があるのもこの地域なんですね。
木:私の家系では代々この地を活かして農業を営んでいて。先ほども稲刈り途中でしたが、今年も非常にいいお米が取れています。
ー自粛期間は営業も大変であったのではないでしょうか?
木・そうですね。この時期に何ができるかとずっと考えていて、新商品を作ることにしたんですよ。
ーどんな商品ですか?
木・なんと「印度じゃないよ、印西市」にかこつけてこんなものを作ってみました!
ーおお!(笑)
木:うちの看板商品のひとつでもある「さっくり揚げ」の和風カレー味です。
ー食べてみたいです! 印度風でも欧風でもなく、あえて「和風」味にすることで、大国との差別化も図っておられると。
木:いま、この街を盛り上げようと色々な活動の話を聞くので、せっかくなら私たちもその力になれたらなと思いまして。
ーもち米をつかって地域を活性化させようということですね。
木:はい。印西のお土産といえば「木村食品の〇〇」と呼ばれるようなモノを作っていきたいですね。
米農家も高齢化が進み、辞められる方が多くなってきています。昔から続く田を耕作放棄地(耕されることなく放置された田畑のこと)にしないよう、生産依頼を受けた土地はなるべく活用できるように、色々と考えているところです。
ーなるほど! ちなみに、先日公開された“おでかけ体験型メディア”「SPOT」内の記事でも印西市を詳しく取材いただいたので、ぜひご覧ください!
あ、宣伝でした。こちらのカレーおかきはどこに置いてるんですか?
木:市内のセブンイレブンやJA農産物直売所、わくわく広場(千葉県を中心に全国100箇所展開される大型の農産物直売所)に置いてもらっています。あ、よかったらお送りしますよ(笑)
ーありがとうございます! 「印度じゃないよ、印西市」にはじまり、派生するように生まれた今回のような新しい取り組みもまさに「MAKE INZAI ORIGINAL」ですね。それでは時間も短くなってきましたので、最後に一言お願いします。
木:「餅はサトウの餅」改め、「餅は木村の餅」で以後万端、宜しくお願い致します! 今日は名前だけでも覚えて帰ってもらえれば(笑)
PROFILE
木村智城(TOMOKI KIMURA)
印西市将監(旧・本埜村)出身。切り餅やおかきなどの商品を原料から生産し、加工・販売する『木村食品』営業担当。学生時代にはオーストラリアへの留学経験もある国際派。
木村食品の商品は以下よりチェック!
https://www.rakuten.ne.jp/gold/okaki/
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千葉県北西部に位置する印西市は、千葉ニュータウンをはじめとする住環境と豊かな自然に恵まれ、「住みよさランキング」7年連続の全国1位も記録しています。しかし、そんな“住みよさ”の一方で、個性があまり目立たない……という声もちらほら。
「MAKE INZAI ORIGINAL」は、そんな印西に市民の手で“印西らしさ”をアピールするモノ・コトを作り出し、印西の新しい魅力を発信していくプロジェクトです。
新しい「印西のオリジナル」をアピールするイベントやワークショップを、継続的に行なっていきます!